骨折治療
当院では超音波(エコー)検査にて骨の状態を確認し、超音波骨折治療器(LIPUS)にて骨折部位の骨の形成を促進し骨癒合の短縮を促す治療を行っています。
骨折=固定・安静だけではありません。
~治療の流れ~
1. 怪我の状態を超音波(エコー)検査にて確認
2. 骨折の処置(固定)を施し、超音波骨折治療器(LIPUS)にて治療を行いながら骨折部の確認・患部外含むリハビリを開始します
LIPUS(ライプス)とは
LIPUS(ライプス)とは低出力パルス超音波療法(Low intensity pulsed ultrasound)の略で、骨折治癒を促進させることのできる今までにない最新の治療法です。
この治療法はサッカーのプレミアリーグや野球のメジャーリーグのトップ選手たちが治療に用いたことでも大変注目されました。
LIPUSは、骨折部位に微弱な超音波を断続的(1万分の2秒照射して1万分の8秒休止する照射サイクル)に照射することで、骨折部に人工的な刺激を加わえて骨形成・修復を促すことが期待できる画期的な治療法です。
期待できる効果
骨折の骨癒合期間の短縮
従来の骨折治療は、骨折部の整復・固定を行った後、骨癒合に関しては自然治癒力に任せるのが通常で、積極的に骨癒合を促進させる方法はありませんでした。
ところが骨折部にLIPUSによる超音波を照射する事で骨の形成が促進されることがわかってきました。
特に『難治性骨折』といって骨癒合が予想される一定期間を過ぎても骨癒合がえられない骨折に対しても有効性が認められています。
近年、骨折直後の新鮮骨折に対しても1日20分間の照射を毎日続けることで骨癒合期間を約40%も短縮させる事ができるということが臨床的に実証され、整形外科や総合病院にも導入されています。
当院においても野球少年に起こりやすい内側上顆裂離骨折や離断性骨軟骨炎、バスケットボールやバレーボールによる手指裂離骨折、足関節捻挫時の腓骨遠位端裂離骨折、転倒時の手首コーレス骨折など多くの症例で活用しています。
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治療について
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